疾患別リハビリテーション

疾患別リハビリテーション

疾患別リハビリテーション

疾患別リハビリテーション

脳血管疾患のリハビリテーション

理学療法

脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の患者様に対して理学療法を提供しております。

当院では発症から1-2ヶ月経過した患者様を中心に理学療法を実施しております。
回復期リハビリテーションでは365日約30人の理学療法士を配置し、集中的な関節可動域運動や筋力増強運動、歩行練習など運動を中心とした集中的な個別リハビリテーションを提供しております。

まず身体の状態を把握するために麻痺の程度や基本的動作状況の確認を行い、個別プログラムを立案します。
その後は患者様およびご家族の目標に到達するよう理学療法を開始します。主な目的は障害を受けた身体機能の制限に対して、起きる、立つ、歩くなどの基本的動作獲得を目標に支援を行います。自宅生活が安全に営めるよう手すり設置など介護用品の使用に対するアドバイスも行っております。

作業療法

回復期(発症から6ヵ月以内)の患者様におきましては、365日作業療法を提供できる体制をとっています。主に、生活行為自立のための手の使い方、そして、更衣動作、整容動作、食事動作、トイレ動作、入浴動作などの生活で必要な基本的動作の獲得、注意力・集中力・認知機能の改善のための作業活動の導入、退院後の生活を見越した住環境整備、家事・育児・就労などの対象者の生活様式に即した生活関連動作獲得への支援を行います。

維持期(発症から6ヵ月以降経過)の患者様におきましては、疾患の症状としては安定期に入り、疾患による障害の治療的介入から残存機能を活用するあるいは発展させ、生活行為が安全に行えるように、動作の質を高める支援を作業療法では行います。また、受け身的なリハビリテーションから脱却し、自らの取り組みによって生活の中で体を管理できるように自主トレーニング方法や居住環境の整備についてもご提案させて頂きます。

関節リウマチのリハビリテーション

理学療法

当院では関節リウマチへの治療に50年以上携わっている歴史があり、先代から受け継がれてきたノウハウを活かして患者様に関わっております。
関節リウマチ治療の柱の1つに「リハビリテーション」があり、主な介入目的としては、関節変形や身体機能低下の予防、痛みの軽減です。理学療法では1対1の個別リハビリや集団体操、温熱療法や水治療法など1日に様々なサービスを提供しております。また、必要に応じて装具療法も実施しております。個人が望まれる日常生活動作や社会活動が実現できるよう理学療法を提供しております。

作業療法

当院では開業以来、関節リウマチ治療における作業療法を推奨してきました。関節リウマチの特徴は、原因不明の病気で、関節の痛みのみならず、炎症、骨の破壊、変形が進行性に起こり、身体機能の低下、日常生活動作の低下、精神面の不安定さももたらす、こころとからだに影響を与える病気です。よって、関節リウマチの治療は、薬物だけでなく、こころとからだのリハビリテーションである作業療法の併用療法が効果的です。

治療としての作業療法は、関節リウマチ診療ガイドラインにも推奨され、世界的にも関節リウマチの治療には必要な療法であると認められています。当院の関節リウマチ治療における作業療法の特徴として、まずは、各関節の機能促進や改善のための徒手療法を行い筋肉や関節を調整、変形に対しては、変形を発生させない治療、変形を進行させない治療、変形を改善させる治療として、手づくりで作製する治療用簡易装具(スプリント)を用いた変形治療、身体機能の低下で生活行為に不自由が見られる方には生活行為自立を図る目的で、手づくり自助具の作製や福祉用具の導入などをご提案させて頂きます。

運動器疾患のリハビリテーション

理学療法

脊椎手術患者、人工関節手術患者、日常生活での転倒や事故により手足を骨折し手術された患者様に対して理学療法を提供しております。

まずは身体の状態を把握するために筋力や関節の可動範囲、姿勢や歩行状況の評価を実施します。評価結果から目標達成に向けた個別のプログラムを立案し、筋力増強運動、バランス、歩行練習などの運動を実施します。退院後も身体機能の維持や回復に向け自主トレーニング指導にも力を入れております。

作業療法

転倒転落、または、不慮の事故による手関節の骨折や手指の腱断裂などの外傷により手術を行った患者様に、手の機能回復を図るために、機能回復練習、自主トレーニング方法指導、機能改善目的の装具療法、関節可動域や感覚改善を目的とした徒手療法などを作業療法では実施します。